CMC Markets Japanの証券CFD4


CMC Markets Japanの証券CFDで行える注文を覚えるにあたって、指値注文と成行き注文に関しては、株取引を経験した人にはなじみのある注文方法なので、あまり苦にはならないでしょう。
しかし、次に挙げる注文は、もしかしたらあまり馴染みがないかもしれません。

まず、逆指値注文です。
これは指値注文とは逆の発想で注文を行います。
つまり、今の株価よりも高くなった時に買い、安くなった時に売るというものです。
この発想は、前者の場合は急騰をいち早く察知しての購入、後者はロスカット、つまり損切りという考えの元で注文を出す場合がほとんどです。

逆指値注文を出す場合の例を挙げてみましょう。
現在株価が1,300円の銘柄を持っているとします。
この銘柄が今後どういう動きをするかはわからないものの、できる限り急落で大損するのは避けたいと思うのが人情ですよね。
そこで、1,250円以上下がった場合に、自動的に売ってくれるような注文を出すのです。
こうする事で、最悪1,200円くらいまで急落してしまった場合でも、1,250円で売る事ができ、損失は最小限で食い止められます。
逆指値注文は、これが可能なのです。

また、CMC Markets Japanの証券CFDではIFD注文、OCO注文も可能です。
これらはFXを扱ったことのある人にはおなじみの注文でしょう。

IFD注文は、買い注文と売り注文を同時にできる注文方法です。
例えば、現在1,200円の銘柄を、1,180円で買い、1,250円で売りたいとします。
その場合、通常は指値注文で1,180円の買い注文を出し、その後購入できたら改めて1,250円の売り注文を出す必要があるのですが、IFD注文だと、その両方を同時に注文できます。
日中家にいないサラリーマンにとってはありがたいですね。

OCO注文も、二つの注文を同時に行えます。
例えば、1,200円の所持銘柄に対し、できれば1,250円で売りたいけど、急落して大損するのは嫌だから1,180円まで落ちたら売りたいと思っている人は、1,250円での売り、1,180円での売りの二つの注文を同時に出せるわけです。
指値注文と逆指値注文のコンビネーションといったところです。

証券CFDは、こう行った注文をうまく扱う事が鍵となります。




eワラントとは


最近、eワラントへの投資が、少しずつ注目されています。

具体的にどのようなものかというと、株価や株価指数、為替相場など、あるいはこういったものに連動しながら値動きするように設計されている債券にたいするオプションについて証券化をした債券(カバードワラント)です。
もう少しかみ砕いた表現をすると、「既製品のオプション」ということになります。

ゴールドマン・サックスという会社がリアルタイムで価格を決定して売買の相手方になり、満期日の前日まで、各取扱証券会社を通じて自由な売買を行うことができます。その際、顧客は買いから取引をスタートします。売買の際にはそれぞれの証券会社所定の手数料が発生します。権利行使については、利益が出る場合に限って自動的に無料で行うことが可能です。タイプには2種類あり、対象が高くなると値上がりする「コール」と、対象が安くなると値上がりする「プット」に分けられます。コール型は、満期日において決められた金額で対象である原資産を買うことが出来、プット型はそれとは逆に売ることが出来ます。実際は、満期日の価値にて清算します。

メリットとしては、少額の資金・コストでより多くの利益を得ることが出来る可能性があるということ、値上がりと値下がりのどちらの局面においても利益を得られる機会があるという点が挙げられます。
一方、購入したeワラントの価値がゼロになってしまうこともあり得ます。しかし、その場合の損失はあくまでも購入価格に限定されます。

また、「ニアピンeワラント」といって、あらかじめ決められた価格に近くなった時に価値が生まれるという性質のeワラントが、日経平均株価と米ドルを対象として発行されています。

税制についてですが、eワラントは「債券」になりますので、満期前に売買した際の差益は「譲渡所得」に、満期時に権利行使した際の差益は「雑所得」になります。譲渡所得の場合は、他の譲渡所得とあわせて計算し、もし利益があれば、最大で50万円の特別控除を差し引けます。逆に損失があれば、他の所得から差し引けます。




eワラントのイン・ザ・マネーとアウト・オブ・ザ・マネーとは


対象が高くなると値上がりするeワラントの「コール型」においては対象になる原資産(株式や平均株価指数、通貨のこと)の価格が権利行使価格を上まわっている状態を、対象が安くなると値上がりする「プット型」においては原資産価格が権利行使価格を下まわっている状態を「イン・ザ・マネー(In the Money)」と呼びます。
「イン・ザ・マネー」は、一般的に、オプションの本源的価値、すなわち原資産価格と権利行使価格の関係の状態を指す用語です。つまり、オプションの買い方が、オプションの行使時に利益が出る状態であることを指します。
「イン・ザ・マネー」は、ITMと略され、この程度が特に深い場合には、「ディープ・イン・ザ・マネー」とも呼びます。eワラントを購入する際には、「イン・ザ・マネー」の可能性がある銘柄を選択するということが重要になります。

それとは逆に、eワラントの「コール型」においては原資産価格が権利行使価格を下まわっている状態、「プット型」においては原資産価格が権利行使価格を上まわっている状態を「アウト・オブ・ザ・マネー(Out of the Money)」と呼んでいます。
この、「アウト・オブ・ザ・マネー」とは、一般的に、オプションの本源的価値、つまり原資産価格と権利行使価格との関係についての状態を指す用語です。オプションの買いを入れた場合、オプション行使時に損失が発生する状態のことを指します。
「アウト・オブ・ザ・マネー」は、OTMと略され、この程度が特に深い場合には、「ディープ・アウト・オブ・ザ・マネー」とも呼ばれています。




日本株式との比較から見るeワラントの特徴


eワラントと日本株式を比較することで、よりeワラントの特徴を理解することが可能になります。具体的に見てみましょう。

まず、リターンについてお話します。
例えば、トヨタ自動車の株価で値動きを見てみることにします。
トヨタ自動車の株を5,000円で購入し、その後5,150円で売れたとしましょう。その場合の株価の上昇率はプラス3%になります。この銘柄の単元は100単元になりますので、50万円投資した場合に得られる利益は15,000円になります。
一方、トヨタ自動車eワラントの場合はどうなるでしょうか。株価が5,000円の時、eワラントは15円、株価が 5,150円の時には17.7円にまでなっていたとします。その場合、eワラントの上昇率はプラス18%となります。そのため、先ほどと同額である50万円を投資した場合には、利益は59万円になります。
このように、同じ銘柄を選択しても、それをeワラントで売買することにより、同じ値動きがあった際により大きな利益が得られる可能性があります。

次にリスクについてです。
株取引において、信用取引をしている場合の損失は全て借金となりますが、eワラントでは追証はなく、損失は全てにおいて元本に限定されます。どれだけ負けてしまったとしても、価値が0円になるだけです。

投資開始に必要な資金についてお話しすると、株は50万円ほど最低でも用意する必要がある一方で、eワラントは、単価が1円から30円程度となっており、購入単位は1000ワラント単位ですので、合計で 1,000円から30,000円あれば投資出来ることになります。

また、eワラントで購入できる銘柄は様々です。国内・海外株式、為替、指数、原油、金、銅、大豆などがあります。国内株式は東証が中心で、約60銘柄に投資が可能となっており、海外株式は、アップルやグーグル、マイクロソフトなどに投資出来ます。
特に、原油や金、銅、大豆などというのは、実際に投資する場合に海外の口座を開設したり、高額な手数料をとられたりと大変な部分が多くありますが、eワラントにおいてはそのような煩わしさもなくとても簡単に投資出来ます。




eワラントのポジションについて


eワラントのポジションには大きく分けて2つあり、満期日において決められた金額で対象である原資産を買うことが出来る「コール型」と、満期日において決められた金額で対象である原資産を売ることが出来る「プット型」に分類出来ます。
具体的にどのようなポジションのことを指すのか、ここではお話したいと思います。

例えば、個別株式に投資をする場合、通常は「買い」しか出来ないため、市場が上昇局面である場合においてのみ利益が得られるということになります。さらに、「売り」のポジションを持つためには信用取引の契約をしなければならず、実際に信用取引を開始した場合にはその分のリスクを負う必要が出てきます。

しかし、eワラントにおいてはよりご自身の好きなタイミングで、好きなポジションを取ることが可能なのです。
上昇局面では「コール型eワラント」を、下落局面では「プット型eワラント」を買うことによって、両方の局面で利益を狙うことが可能になります。
もう少し細かく見ていくと、対象原資産の価格が上がると「コール型」eワラントの価値が上がって、「プット型」eワラントの価値は下がります。それとは逆に、対象原資産の価格が下がると「コール型」eワラントの価値が下がって、「プット」eワラントの価値が上がります。つまり、株価が上昇している局面では「コール」、下落している局面では「プット」を買うことによって、利益を得ることができます。

さらに、市場価格の「上昇」「下落」だけではなく、どちらか一方に大きく動くだろうと予想する場合に、「コール」「プット」の両方を買うという方法で利益を得ることも出来ます。例えば、「コール」が0円になってしまったとしても、「プット」が3倍になったため総じて利益を得られるということも、eワラントの世界では結構あることです。